尚宮韓服レッスン/脇役の侍女だって韓国好きには外せない愛らしい存在
今年から始まった、小さなチマチョゴリレッスンの中級レベルである【尚宮韓服レッスン】。侍女ゆえのシンプルな韓服に面白みに欠けるかな?と思いきや、皆さんとっても楽しく作っていただいてます。
尚宮とは?
韓国歴史ドラマがお好きな方なら、尚宮(サングン)と聞いてすぐわかるはず。
韓国の歴史ドラマや実際の歴史において、朝鮮王朝時代の王宮で重要な役割を果たしていた女性官僚。尚宮は内侍院(ネシウォン)という組織に属し、王や王妃、その他の王族に対する様々な役務を担当しました。尚宮は非常に重要な存在で、特に王や王妃の信頼を得た尚宮は大きな権力を持つことがあったそう。彼女たちは宮廷内の情報に精通しており、時には政治的な影響力を持つこともありました。
どの歴史ドラマを見ても、脇役と言えどもキラリと光る個性が、時には王や王妃よりも目立っていたり、権力がからんだドロドロとした女同士の争いなどもあったりして、観る側にしてもとっても印象深い人物。もはや、歴史ドラマになくてはならない存在、それが尚宮。
脇役だって色は重要
そんな名脇役の尚宮も、衣装がとっても印象的。
基本的には緑色の唐衣韓服がスタンダードですが、ドラマによって色はさまざま。
オンセミロマダンのレッスンでは、たくさんの生地の中からお好きな色を選択できるのが特徴。もちろん尚宮韓服レッスンでもお好きな色をお選びできます。
ただ、やはり尚宮は侍女なので、王妃のようなきらびやかな色はNG。もちろん可愛いパステル調の生地も本来の尚宮とはかけ離れ過ぎてしまうので、やはり色の選択は少なくなります。
いつもの小さなチマチョゴリレッスンに比べると、生地の量は1/3以下なので、当初私は悩む楽しみがないな~と思っていました。
しかし、実際にレッスンを始めてみると、みなさん悩む悩む…
確かに、一口に緑と言っても、薄い緑・濃い緑・黄色っぽい緑・青っぽい緑など、結構種類があります。そして、そこに合わせるチマ(スカート)も、やはり暗めな色と言っても様々。
そして悩みに悩んだ末に、とっても素敵な尚宮韓服が完成しました。
中には、同じ色の生地を使ったりもしていますが、不思議と同じものに見えません。
たとえ、全ての生地やパーツなどを同じものを使ったとしても、作り手の作業の違いやスカートのふくらみの位置、リボンの長さや靴の置き方など、ちょっとした違いで全く別のデザインに見えてしまうのが不思議です。
「王妃様の侍女がやっと来てくれた!」と、参加者のみなさんのとっても嬉しそうな姿に、私も嬉しくなります。
韓国が好きな者同士、一つ一つの作業を集中してやりながら、時々韓国話で盛り上がる。
初めてお会いする方たちも、帰る頃にはすっかり意気投合して連先を交換したりと、作って終わりだけじゃない教室つくりをこれからも目指したいと思います。
あなたも一緒に楽しく作りませんか?
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