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韓国ソウルの一人ご飯は安国の美味しい伝統ご飯できまり!

#安国#韓国#韓国料理

外国人が多く訪れるソウルの代表的な観光地「安国」。
東側には昌徳宮(チャンドックン창덕둥)、西側には景福宮(キョンボックン경복궁)にはさまれた安国は、城下町のような場所。
そんな安国で一人ご飯にピッタリな伝統ご飯を食べてきました。

600年の歴史を持つ古き良き街安国

安国は、昌徳宮(チャンドックン창덕둥)と景福宮(キョンボックン경복궁)にはさまれた場所にあり、北法には北村韓屋マウルがあります。

この街には朝鮮時代の支配階級、両班(ヤンバン)の中でも官職の高い人や裕福な人が集まって暮らしていました。王宮から近く、後方に北岳山(ブガクサン)がそびえていて、しかも平地に比べて少し高い所にあったため排水が良く、暮らしやすい地域だったからです。また、南山(ナムサン)を望んでいる南向きの地域で眺めが良く、今でも900件あまりの伝統屋敷、韓屋(ハノク)が残っています。
KBS WORLD JAPANESE

今も昔のソウルの面影と風景をとどめているこの街は、伝統的な韓国料理のお店からオシャレなカフェ、博物館や文化体験まで、さまざまな楽しみができる外国人に人気のスポットです。

急に思いついて安国へ

この日は午前中に新村にある病院へ。
ソウルへ来る直前にケガをしてしまい、薬が足りなくなりそうなので飛び込みで診察を受けに行きました。

予約していなかったので、午後からでないと診察できないと言われ、出直すことに。
午後の診察まで3時間ほど急に時間ができてしまい、以前より行ってみたかった安国のお店でランチすることにしました。

美味しいおにぎりが人気のお店 利パッ

安国駅③番出口からしばらく北に向かって歩くと、小さなお店がありました。

中に入ると、二人用のテーブル一つとカウンターしかない、6人入れば満席の小さなお店。

まだ11時ちょっとすぎだと言うのに、すでに3名のお客様。
私が入った後に、すぐ2名の来客があり、あっと言う間に満席になってしまいました。

メニューは韓国風おにぎりと、日本風おにぎり各3種類で、セットにすると好きなおにぎりが2つ選べます。
私は看板メニューである蓮の葉おにぎりと、チィナムルのおにぎりを注文しました。
チィナムル(취나물)とは、日本ではシラヤマギクという葉で、韓国の食堂ではおかずに良く出てきたりします。

蓮の葉おにぎりセット
もっちりとした蓮の葉ご飯(左)とナッツが香ばしいチィナムルおにぎり(右)
おかずは左から海苔、大根のチャンアチ(漬物)、切干大根キムチ

どれも手作りの暖かさが感じられる、とっても美味しい料理でした。
はじめはおにぎりもそんなに大きくないので、ちょっと足りないかなと思いましたが、食べてみたらお腹いっぱい。
丁寧な仕事に、お腹だけでなく心もいっぱいになりました。

おにぎりもそうですが、何となく日本っぽい感じがするな~と思ったら

なんとオーナーさんが日本のインテリアがとっても好きで、似たような材料を手に入れて韓国の大工さんに頼んで同じように作ってもらったそうです。

日本の小説家(誰か忘れちゃいました)が大好きで、新婚旅行もその作家さんの家のある北海道へ行ったとのこと。
こんな広いソウルの一角で、日本を好きな韓国の方に会えるなんて、ちょっと誇らしげで嬉しかったです。

狭い店内ですぐ満席になってしまいますが、電話番号を伝えれば空き次第連絡してくれるそうです。

店舗情報

利パッ(イパッ 이밥)

ソウル市鐘路区昌徳宮1ギル29
서울 종로구 창덕궁1길29

営業:11:00~19:00
曜日によって21:00終了
休業:日曜日

地下鉄3号線安国駅
③番出口より徒歩5分

この記事の著者

天野 直美

1963年5月25日東京生まれ。幼少期よりものづくりが好きで、ジャンルを問わず独学で習得。2001年1月に韓国へひとり旅したの機に韓国語を習い始め、以降韓国に深い興味を持つ。渡韓を繰り返すうちに韓国伝統文化の美しさに魅了され、コロナ渦の在宅を機に韓国の民族衣装「韓服」のミニチュアを作り始める。2021年31年勤務した会社を退職し、小さなチマチョゴリのオンセミロマダンを立ち上げる。2022年長年の夢であった韓国へ9ヵ月の語学留学をし、6級を卒業。2023年帰国後本格的に活動を始め現在に至る。

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