韓国の小正月テボルム 野菜たっぷりビビンバで一年の健康作り!
2月25日(日)は韓国ではジョンウォルテボルム(정월대보름)でした。
韓国を代表する名節の一つで、旧正月後、初めて迎える満月を祝いながら、1年の安泰と豊穣を祈願する日だそうです。
韓国では、名節や風習が自然と生活に溶け込んでいるように感じます。
ジョンウォルテボルムとは?
私が韓国にいる時は比較的年配の方たちと接することが多いせいか、「今日は〇〇の日だから、〇〇を食べないと」という話をよく聞きます。
日本は陽暦ですが、韓国は普段は陽暦を使いつつも、今も旧暦での風習が強く残っています。
私たちの日本では、1月1日が正月ですが、韓国は2月10日は旧正月でした。
そして、正月を迎えた後、最初に迎える満月の日をテボルム(대보름)と言います。
テ(대)=大、ボルム(보름)=満月、ジョンウォル(정월)=正月
旧正月後の旧暦1月15日は初めて迎える満月を見ながら、家族の安全と豊作を祈り、寒い冬の間に落ちた食欲を回復させるために五穀ご飯や木の実などを食べたそうです。
韓国の代表的な料理ナムルもテボルムの食べ物
日本でも1月7日に正月のご馳走を食べて弱った胃腸を回復させるために七草粥を食べるように、韓国では秋に収穫した野菜を冬の間に干して、冬の間に落ちた食欲を回復させるために、テボルムの日にナムルにして食べる風習がありました。
このナムルをムグンナムル(묵은 나물)と言い、今も旧暦1月15日にはナムルを食べる習慣が残っているようで、市場でもあちこちで色々なナムルのセットが売っていました。
ナムルがたくさん食べれる定食
そんなテボルムである2月25日(日)、礼拝に行った友達と会うために、教会で待ち合わせ。
ナムルが食べたいという友達のオススメで、韓定食のお店に行きました。
韓定食と言っても、良く紹介されてるテーブルに何十種類ものおかずが並ぶ高価なものではなく、手軽に食べれるリーズナブルな価格帯。
しかも、韓国の韓定食によくある「注文は2人分以上から」ではなく、1人前から注文OK!
私たちは、キムチチゲ定食とコンドゥレご飯を注文しました。
基本のおかずは、定食も単品ご飯も同じ。コンドゥレご飯にはテンジャンチゲ(味噌鍋)がつき、キムチチゲ定食には大きなサバの塩焼きがついてました。
コンドゥレご飯はおかずのナムルと一緒に、専用の醤油ベースのタレを入れて混ぜて食べます。
どのナムルもご飯も、そのものの味がとっても美味しかったので、私は日本スタイルで混ぜずに食べました。
ご飯は炊きたての釜飯て、お米がもっちりねっとりツヤツヤで、めちゃくちゃ美味しい!
そして、ご飯を食べた後のお楽しみは、やっぱりコレ!
なぜか韓国へ来ると、このヌルンジが食べたくなるんです。
ヌルンジのお湯を「スンニュン(숭늉)」と言い、食後にこのスンニュンを飲むと消化に良いらしいです。
私も留学で韓国に住んでいる時、あまり食欲のない時や、夜お茶代わりに良く飲んでいました。
ちょっと香ばしくて優しい味が、当時は大のお気に入りでした。
不思議と韓国にいた時は飲みたくなったのに、日本に帰ってきたら全然気が向かないんですけどね(笑)
韓国はナムルの種類も多く、しかも一口にナムルと言っても味付けや調理法もいろいろ。
美味しい野菜がたくさん食べれるのも、韓国料理の魅力の一つですよね。
安くてとっても美味しいお店を見つけたので、次に行く時はメニューでとっても気になった「カンジャンケジャン定食」を食べてみたいと思います。
店舗情報
コチャンテク オンマソンパプ
고창댁 엄마손밥
ソウル市江北区水踰洞220-66
서울강북구수유동220-66
営業:11:00~21:00(土曜休業)
地下鉄4号線 水踰(スユ)駅
7番出口より徒歩6分